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■ 3行でわかる
① イシハラクリニック院長の石原結實医師は、日本で1960年頃から肺・大腸・乳・卵巣・前立腺がんなどが増えたのは、肉・卵・牛乳・バターに代表される欧米型の高脂肪食が広まったためだと説く。
② 1954年の米国のグラフで動物性食品の摂取量と大腸がん・乳がん死亡率が比例していたことや、食物繊維の豊富なアフリカ人に大腸がんが少ないことを示したバーキット医師の研究を根拠に挙げる。
③ がん細胞は1個できてから発見されるまで約20年かかるとし、ニンニク・ニンジン・キャベツ・大豆などの和食中心の食事、運動、入浴で体温を36.5度に保つことが予防の鍵だと結論づける。
動画の概要
LIMIT BREAKERの小田真嘉氏が、イシハラクリニック院長の石原結實医師に、20代・30代でもがんになる理由とがんができる仕組み、今日からできる予防法を聞いた対談。石原医師は、細胞レベルの遺伝子異常ではなく食生活という大きな視点(マクロ)で見ればがんの原因ははっきりしていると語る。
主なポイント
1. がんの「欧米化」と食生活
- かつての日本人のがんは胃がんと子宮頸がんが多かったが、1960年頃から肺・大腸・乳・卵巣・子宮体・膵臓がん、白血病などが増えた。
- 石原医師はこれを「がんの欧米化」と呼び、肉・卵・牛乳・バターなど高脂肪の欧米食が主な原因だと指摘する。
- 医師に原因を聞いても「遺伝子の異常」と言うだけで、なぜ異常が起きるのか、何を食べればよいのかは説明されないのが現状だと批判。
2. 根拠として挙げられた研究
- 1954年の米国のグラフでは、動物性食品の摂取量と人口10万人あたりの大腸がん・乳がん死亡数がほぼ正比例し、日本は最も低い位置にあった。
- 英国のバーキット医師は1960年代、芋や野菜を食べるアフリカ人は便量が1日500〜900gで大腸がんが少なく、白パンや肉中心の英国人は110gで多いことを示し、食物繊維研究の端緒となった。
- 米国では食生活が豊かになった1910年頃から約20年後の1930年頃に、胃がんが減り大腸がん・乳がん・前立腺がんが増えたと説明。
- 乳がんは女性ホルモン、前立腺がんは男性ホルモンの過剰が関係し、いずれもコレステロールの摂りすぎが背景にあると述べる。
3. がんは治療すべきか
- がん細胞が1個できてからCTやMRIで発見できる大きさになるまで約20年かかるという。
- 近藤誠医師の『患者よ、がんと闘うな』などの主張にも触れつつ、近藤医師が「肉・卵・牛乳をしっかり食べろ」と指導していたことには異を唱え、心筋梗塞で73歳で急逝したと語る。
- 石原医師は、喫煙と関係が深いのは肺がんのうち扁平上皮がんだけで、それ以外は食生活が主因だとの独自の見解も述べている(一般的な医学的見解とは異なる点に注意が必要)。
4. スイスの自然療法病院で学んだこと
- 1979年に訪れたスイスのビルヒャー・ベンナー病院では、肉・卵・牛乳・バターを出さず、ニンジン2本とリンゴ1個のジュース、黒パン・じゃがいも・野菜・果物中心の食事で治療していた。
- 毎朝のウォーキング、鍼、瞑想、温熱療法も行われ、ヨーロッパでは当時から「がんは熱に弱い」ことが知られていた。
- 動物実験でも、運動させたネズミはがんになりにくいことが確認されていると紹介。
5. 今日からできるがん予防
- 米国の研究で、ニンニク・ニンジン・セロリ・大豆・キャベツ・玉ねぎなどががん予防の上位に挙げられている。
- 運動で白血球のNK細胞が活性化し、がんを抑えるとされる。
- 日本人の平均体温は1957年の36.5度から現在は35.8〜36.2度に低下。風呂・温泉・サウナで体を温め、毎日体温を測って36.5度を目指すよう勧める。
- このままでは男性の3人に2人、女性の2人に1人ががんになると警鐘を鳴らす。
まとめ・結論
石原医師は、がんを細胞や遺伝子のレベルで突き詰めても分からないが、人体全体を「木を見て森を見ず」にならないよう大きく見れば、原因は食生活にあると主張する。和食中心の食事、運動、入浴による体温の維持を日々実践することが、若い世代を含めたがん予防につながるとしている。なお、治療方針については必ず主治医と相談することが大切である。
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