■ 3行でわかる
① 第81回国連総会のハイレベル週間に合わせ、カナダ人ニュースのやまたつ氏が、世界最悪の治安だったエルサルバドルで殺人率を98〜99%減らしたブケレ大統領の「国連での行動」を紹介した。
② ブケレ氏は2019年の初の国連演説で壇上で自撮りを披露し、「この総会の形式は日に日に陳腐になっている」「有名YouTuberの動画1本より影響が小さい」と国連の旧体制を痛烈に批判した。
③ 2025年には「今年は意味がない気がした」として総会を欠席し、2026年は欠席の発表すらせず、国連は時間とお金の無駄になるという2019年の警告を自ら行動で示している。
動画の概要
カナダ在住のやまたつ氏が、第81回国連総会に合わせて、エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領が国連で見せてきた独特の行動を紹介する約19分の動画。2019年の壇上での自撮り演説から、2025年以降の総会欠席まで、国連の旧体制に対するブケレ氏の批判を解説している。
主なポイント
1. 国連総会で相次ぐ国連批判
- 第81回国連総会のハイレベル週間(9月18〜29日)に各国首脳が集結し、米中首脳会談や日米首脳会談にも注目が集まった
- アルゼンチンのミレイ大統領は国連を「善意の官僚を装った、致命的に傲慢な規制中毒のカーストを養うだけの無用な組織」と批判
- トランプ大統領も、文化遺産保護を掲げるユネスコがありながら大量移民推進で文化を破壊していると指摘し、急進的なアジェンダの押し付けをやめるよう求めた
2. ブケレ大統領とはどんな人物か
- 2019年6月1日に37歳で大統領に就任、現在は2期目
- 左派系の政党に所属しながら内部から変えようとして追放され、ギャングと癒着していた二大政党のどちらにも属さずに当選
- 2015年頃「世界の殺人首都」と呼ばれたエルサルバドルで、2022年に「例外状態」を宣言してギャングを徹底排除
- 巨大刑務所「テロ監禁センター(CECOT)」を建設し、殺人率を98〜99%削減。ギャングによる通行料徴収なども一掃し、観光客が急増
- 西側メディアは人権無視と批判するが、コスタリカなど中南米諸国は治安改善の「エルサルバドル・モデル」を導入
3. 2019年の初演説:壇上での自撮り
- 演説前にスマートフォンを取り出し、国連の紋章を背に自撮り。「この自撮りを見る人の方が演説を聞く人より多いだろう」
- 「ネットは日に日に現実世界になり、総会の形式は日に日に陳腐になっている」と指摘
- ビデオ会議なら数億ドル安く済むとし、首脳演説はすべて合わせても有名YouTuberの動画1本より影響が小さいと批判
- このままでは国連もコダックやブロックバスターと同じ運命をたどりかねないと警告
4. 2024年の演説と2025年以降の欠席
- 2019〜2024年は本人が出席して演説。2024年はエルサルバドルの実績とともに「自由世界はもはや自由ではない」と訴えた
- 先進国で商品が盗難防止のケースに入れられ、街に路上生活者や薬物があふれ、政府の要請でSNS検閲が行われていると指摘
- 2025年は「今年は意味がない気がした」として欠席し、代わりに前年の演説動画を投稿。以降は外務大臣が代行
- 2026年は欠席の発表すらしなかった
まとめ・結論
やまたつ氏は、SNSを駆使して若者から熱い支持を集めるブケレ大統領が、2019年の時点で「このままでは国連は陳腐になり時間の無駄になる」と見抜き、その通りに行動で示していると評価した。実際、国連本部がYouTubeに公開する各国首脳の演説動画には再生回数1万回以下のものも多く、ブケレ氏の指摘は的を射ていたのではないかと述べている。
▶ 元動画を視聴する(カナダ人ニュース)

