▶ YouTube:https://www.youtube.com/watch?v=wg017T6CWnQ
■ 3行でわかる
① 「越境3.0チャンネル」の石田和靖氏が、ナイル川からユーフラテス川までを版図とする「グレーター・イスラエル」構想と、周辺国を分断・弱体化させる「オデド・イノン計画」の存在を、日本ではほとんど報じられない中東の真相として解説する。
② 10月27日のイスラエル総選挙を前に、汚職疑惑で支持率が低迷するネタニヤフ政権が、ヨルダン川西岸の「E1プロジェクト」による分断、ガザの「中東のリビエラ計画」、ソマリランド承認と軍事要塞化などで実績づくりを急いでいると指摘する。
③ 宇宙からのレーザー兵器を含む「胸当て(ホシェン)計画」やトルコ・サウジ・パキスタンの「メッカ同盟」にも触れ、エゼキエル戦争のような大規模戦争への発展を警戒し、エネルギーを依存する日本人こそ中東情勢を知るべきだと訴える。
動画の概要
コヤッキースタジオの特別企画「真相解明WEEK」第5夜に、中東情勢を専門とするYouTubeチャンネル「越境3.0チャンネル」の石田和靖氏がゲスト出演。テーマは「グレーター・イスラエル構想」で、日本の報道ではほとんど伝えられないイスラエルの政治・軍事計画とその背景を、できるだけシンプルに解説しています。内容は石田氏の見解・分析に基づくものです。
主なポイント
1. 総選挙を控えたネタニヤフ政権の焦り
- 2022年12月に発足した第6次ネタニヤフ内閣は任期満了が近づき、10月27日にイスラエル総選挙を迎える
- 汚職裁判を抱えるネタニヤフ首相の与党リクードは支持率が低下し、連立相手が見つからず、極右の「宗教シオニズム党」「ユダヤの力」と組んで政権を作ったと説明
- 財務相のスモトリッチ氏、国家安全保障相のベングビール氏という強硬派が要職を握り、政権は過激化の一途をたどっていると指摘
- 選挙前に大きな実績を残すため、軍事行動や入植を急いでいるというのが石田氏の見立て
2. ヨルダン川西岸で起きていること
- 「入植活動」と報じられるが、実態はパレスチナ人を家から追い出し、抵抗すれば射殺するという過酷なものだと石田氏は語る
- 石を投げた子どもが「ハマス認定」されて射殺される、水源が埋められるなど、アラブ圏の報道では連日犠牲者が伝えられていると紹介
- エルサレムから東へ入植を進めて西岸を南北に分断する「E1プロジェクト」や、ユダヤ人専用道路の建設が進み、パレスチナ国家樹立による「二国家解決」が地理的に不可能になりつつある
- 日本で報じられない背景として、米国・イスラエルからの圧力や、大手スポンサー企業の株主に米国の機関投資家が増えていることを挙げる
3. グレーター・イスラエルとオデド・イノン計画
- イスラエルの外交官オデド・イノン氏が提唱した、周辺国を細かく分断・弱体化させる計画が「グレーター・イスラエル」の土台になっていると説明
- その版図はナイル川からユーフラテス川までとされ、エジプト、サウジアラビア、ヨルダン、イラク、シリア、レバノンを飲み込む規模
- イランとの戦争では想定以上の反撃を受けたため、ガザ・西岸・ゴラン高原・レバノンなど「弱い相手」から土地を奪い実績を積み上げていると分析
4. ガザ「中東のリビエラ計画」とソマリランド
- トランプ大統領が発表した、ガザを富裕層向けリゾートに再開発する「中東のリビエラ計画」は、娘婿クシュナー氏とイスラエル側が考えた計画だと指摘
- 約7万5000人が犠牲となったガザで、スモトリッチ財務相は「第1段階の解体作業が完了した」と発言。残る約200万人の住民の強制移住が進められているという
- イスラエルは昨年末、世界で初めて未承認国家ソマリランドを国家承認。ベルベラ港には4500m級の軍用滑走路や深海港が建設され、核弾頭搭載可能なドルフィン級潜水艦の配備も噂されていると紹介
- ソマリア本国を支援するトルコとの対立も激化し、エルドアン大統領は「次はトルコが狙われる」と警戒している
5. 7正面作戦と「胸当て(ホシェン)計画」
- 対抗馬のアイゼンコット元参謀総長やベネット元首相が勝っても、戦争を続ける方針は変わらないと石田氏は見る
- イスラエル軍のザミール参謀総長は「2026年は全戦線で戦う年」とし、ガザ、ヨルダン川西岸、レバノン、イラク、シリア、イエメン、イランの7正面を挙げた
- 新たな軍事計画「胸当て(ホシェン)計画」(2026〜2030年)は、安価なドローンに高価なミサイルで応戦する非効率を改め、宇宙からのレーザー兵器やAI・ロボットを活用する「コスパのいい戦争」への転換を掲げ、重点12項目の中で唯一名指しされた国はイラン
6. メッカ同盟とエゼキエル戦争の懸念
- トルコ、サウジアラビア、パキスタンが8月7日に集団安全保障の枠組み「メッカ同盟」を結成。エジプト、カタール、ヨルダン、クウェート、アゼルバイジャン、さらにイランの参加も取り沙汰されている
- イスラエルは旧約聖書エゼキエル書38章に描かれた「エゼキエル戦争」を意識しているとし、第3次世界大戦への発展を懸念
まとめ・結論
石田氏は、グレーター・イスラエル構想や一連の軍事計画は「都市伝説でも陰謀論でもなくファクトだ」と強調し、エネルギーの多くを中東に依存する日本にとって決して他人事ではないと訴えます。トルコやサウジアラビアなど親日国も多い中東の現実を、日本のメディア報道だけに頼らず、自ら調べて知ることの大切さを呼びかける内容です。
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