https://www.youtube.com/watch?v=Cps1bm6N6uk
■ 3行でわかる
① 外国人経営が大半を占め、盗品の保管・不正輸出や不法就労の温床となってきた「ヤード」に対し、国は10月から警察・国交省・入管の三位一体で全国一斉調査を開始し、届出制から許可制への移行を進めている。
② 不法就労助長罪は来年4月から5年・500万円に厳罰化され、スクラップは産業廃棄物扱いとなり最大罰金3億円と原状回復命令の対象に。中国人経営のスクラップ会社では100人超の不法就労者が摘発され、強制送還された。
③ 外国人犯罪は国別の「コミュニティ型」で、ベトナムやトルコとの政府間連携も始まっている。渡邉哲也氏は、国別リスクに応じた保険料で入国時の保険加入を義務化する「差別に当たらない」対策を提案している。
動画の概要
文化人放送局の番組「いまさら聞けない社会の仕組み」で、渡邉哲也氏が外国人政策の新たな段階として、違法ヤードへの規制強化や、不法就労・ビザ悪用に対する一斉摘発の実態を解説した回です。後半では、外国人問題を解決するための独自の保険制度案も紹介されています。
主なポイント
1. 外国人犯罪は「コミュニティ型」
- 中国人、クルド人、パキスタン人など、国別のコミュニティを背景にした犯罪が目立つ
- 銅線の大量窃盗などの事件も相次いで摘発されている
- 国内のヤードの多くは外国人経営で、盗難車の保管・解体、無許可解体、不正輸出の拠点となっている
- 金属スクラップの不正保管による火災の危険、騒音、環境汚染など地域住民の不安も大きい
2. ヤード規制の強化
- 10月から警察・国土交通省・出入国在留管理庁が一体となり、全国一斉の全数調査を開始
- これまでの届出制を許可制へ切り替え、許可がなければ営業できなくする
- スクラップを「有価物」として扱い廃棄物処理法の規制を逃れていた抜け穴を塞ぎ、産業廃棄物として扱う
- 不適切な取り扱いには最大3億円の罰金。土壌汚染があれば原状回復も命じ、消防法違反には是正命令
- 2027年3月までに細則を定め、2028年末までに許可制へ移行する予定
3. 不法就労助長罪の厳罰化
- 在留資格の確認はICカードで行う仕組みとなり、雇用側に確認義務が課される
- 就労資格の確認を怠った雇用主への罰則は、現行の3年・300万円から来年4月に5年・500万円へ引き上げ
4. 一斉摘発の実例
- 中国人経営のスクラップ会社が100人以上の中国人を不法に働かせていたとして、一部事業の停止命令を受けた
- 最初の摘発だけで100数十人の不法就労者が見つかり全員が強制送還。全国のヤードは閉鎖され、残りは3か所ほどに
- 東京都中央区のコンサルタント会社は、在留資格「技術・人文知識・国際業務」を悪用し、働いた形だけ作って給料を会社側が抜き取っていた(200人以上が関与)
- 中国の富裕層を呼び込む事業をしていた社長が、同じビザでベビーシッターを呼び寄せ資格外活動で検挙された
- 1つの拠点が摘発されると、関係者が芋づる式に何百人単位で在留資格を失う
5. 相手国との連携
- ベトナムとは、ベトナム人が犯罪に関わった際にすぐ大使館へ通報し、通訳派遣などで捜査に協力してもらう二国間の取り決めを進めている
- 「日本語が分からない」と言って取り調べを逃れるケースへの対策になる
- トルコ政府はクルド人問題に積極的に対応し、日本で犯罪を行ったトルコ人を日本行きの直行便に乗せない措置も始まった
- 犯罪が多い国は受け入れを拒まれ、まじめに働く自国民にも迷惑がかかるため、各国も対応を厳しくしている
6. 渡邉氏の提案:国別リスク連動型の保険義務化
- 短期・長期を問わず、ビザの期間に合わせた掛け捨て型保険への加入を入国条件にする
- 健康保険、無制限の損害賠償責任保険(交通事故・犯罪を含む)、帰国費用、訴訟費用をセットにして前払いにする
- 就労ビザでは雇用主が保険料の半額を負担する
- 国別リスクに応じて保険料を変えることで、犯罪の多い国からの入国を「差別に当たらない」形で抑制できる
まとめ・結論
外国人政策は、違法ヤードへの許可制導入や不法就労助長罪の厳罰化、関係省庁の一斉調査によって「摘発の段階」に入ったと渡邉氏は解説します。相手国政府との連携も進むなか、リスクの低い国からだけ受け入れる仕組みづくりとして、国別リスクに応じた保険加入の義務化が有力な選択肢になると提案しています。
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