【高橋洋一✖竹田恒泰】米中首脳会談の本質をキケンな2人が解説!習近平研究家竹田さん地上波生放送なのに吠える⁉「米中で日本と戦っただと⁉」高橋「成果はパンダ2頭」/高市国連演説「敵国条項削除」の意義とは【静岡朝日テレビニュース】

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目次

■ 3行でわかる

① ホワイトハウスで異例の厚遇を受けた習近平主席は「80年前、中米は肩を並べて日本軍国主義と戦った」と述べたが、竹田恒泰氏は「中華人民共和国は77年前に成立した国で当時存在しない」と一蹴し、高橋洋一氏は共同記者会見がなかったことから「成果はパンダ2頭くらい」と断じた。

② 台湾問題で習主席は慎重な対応を求めたがトランプ大統領は何も語らず、高橋氏は直前の日米首脳会談(35分と最長)で高市首相が念押しした効果とみて、1982年の米中コミュニケの「武器売却の段階的縮小」は中国側の一方的な解釈だと指摘した。

③ 高市首相が国連演説で求めた「旧敵国条項」の削除について、竹田氏は中国大使館の「安保理の許可なく軍事行動できる」との投稿への反発だと解説し、高橋氏は「中国だけが反発する時は、たいてい日本が正しい」と述べた。

動画の概要

静岡朝日テレビの情報番組「とびっきり静岡」(9月25日放送)で、元財務官僚で経済学者の高橋洋一氏と、旧宮家出身の作家・竹田恒泰氏が、ワシントンで行われた米中首脳会談、AIをめぐる米中の思惑、そして高市首相の初の国連演説での「旧敵国条項」削除要求の意義を解説。後半ではトヨタの実証都市「ウーブン・シティ」でのAI選曲カラオケの実験も紹介している。

主なポイント

1. 米中首脳会談は「友好アピール」だけで中身なし

  • トランプ大統領はアンドルーズ空軍基地での出迎えに続き、ホワイトハウスで歓迎式典を開くなど異例の厚遇で習主席を迎えた。会談は日本時間午前0時半ごろ開始。
  • トランプ氏は歓迎式典で「第二次世界大戦で私たちは同盟国になった」、習主席は晩餐会で「80年前、中米両国の人民は肩を並べて日本軍国主義の侵略者と戦った」と発言した。
  • 竹田氏:中華人民共和国の成立は77年前。当時日本が主に戦ったのは中華民国の国民党軍で、「存在しない国が何を言っているのか」。
  • 高橋氏:米国人にとってはむしろ、中国人民志願軍と戦い米兵3万人以上が亡くなった朝鮮戦争の記憶が重要。トランプ氏は返答に困り「私たち」と曖昧に表現したのだろう。
  • 高橋氏:共同記者会見がなかったのは成果がないから。成果はパンダ2頭(アトランタ動物園に到着予定)と、休戦の延長くらい。
  • 竹田氏:米中は水面下でファーウェイ規制、レアアース禁輸、ベネズエラやイランをめぐり「蹴り合い」を続けており、大国間の友好は本質的な不仲の裏返し。歓迎飛行のB-1爆撃機2機は米側のかなりの“嫌味”だったとみる。

2. 台湾問題:トランプ氏の「沈黙」がメッセージ

  • 新華社によると、習主席は「米国が台湾独立に反対する正しい立場を堅持し、台湾問題を慎重に扱うよう望む」と述べた。米側からの発表はない。
  • 米国は昨年12月に台湾への110億ドル(約1.7兆円)の武器売却を承認し、第2弾の140億ドル(約2.2兆円)は判断を保留している。
  • 高橋氏:トランプ氏が何か話していれば新華社が大々的に報じたはず。何も話さなかったこと自体がメッセージ。台湾関係法があるため、勝手に売却停止を口にすることもできない。
  • 高橋氏:1982年の米中共同コミュニケの「武器売却の段階的縮小」は、台湾問題が平和的に解決すればという前提付きで、そこを無視しているのは中国側。米台の「6つの保証」と矛盾しない。「中国の一方的な主張をそのまま流すべきではない」。
  • 竹田氏:もし米国が売却を絞るなら、日本が世界最高性能の地対艦ミサイルなどを台湾に輸出すればよい。台湾が本当に欲しい“艦隊を寄せ付けない兵器”は日本が持っており、匂わせるだけでも中国は動揺するはず。
  • 高橋氏:日米首脳会談は多忙なトランプ氏の午後一番に行われ、35分と各国首脳の中で最長だった。そこで「中国に譲歩しないで」と念押ししたことが効いたとみる。
  • 中国が日本を「新型軍国主義」と批判していることについて、竹田氏は「乗ってきているのは北朝鮮とロシアくらい」と指摘した。

3. AIをめぐる米中の思惑

  • 新華社によると習主席は「競争以上に協力の余地がある。AIの悪用・乱用を共同で防ぐべき」と主張。トランプ氏はSNSで「超知能(スーパーインテリジェンス)は大きな議題になるが、今のままにしておきたい。それは中国の立場でもある」と投稿した。
  • トランプ氏は国連演説でAI規制の国際的枠組みを「断固拒否」し、「超知能を制する者が勝者だ。我々は中国を大きくリードしている」と述べた。
  • 高橋氏:リードする米国は差を広げたく、追う中国はブレーキをかけたいだけ。先頭を走る者が自ら抑えることはない。
  • OpenAIのアルトマンCEOやAnthropicのアモデイCEOが安保理で安全性への懸念を表明したことについて、高橋氏は「自社製品のPRの側面もある」「今のAIはネット上の情報のパクリで、力技は得意だがアイデアはない」とし、使う側が情報を晒さないよう注意すれば制御は可能だとした。
  • 竹田氏は、AIは核兵器と同様に政治でも開発者自身でも制御できない段階に入りつつあるとの見方を示した。

4. 高市首相の国連演説と「旧敵国条項」

  • 高市首相は初の国連演説で国連改革の必要性を訴え、「2005年に全加盟国首脳の決意として削除が決議されている。旧敵国条項は早急に削除されるべきだ。70年にわたり国連に貢献してきた日本の誇りと名誉にかけて強く申し上げる」と述べた。国際防災協力担当大臣を新設し、静岡選出の細野豪志氏が兼務することにも触れた。
  • 中国外務省は「戦後の国際秩序を守る上で重要な現実的意義がある」「高市政権は再軍備を加速し地域平和を脅かしている」と強く反発した。
  • 竹田氏:中国が反発したのではなく、中国への反発。昨年、在日中国大使館がXで「日本が再び侵略政策に向けた行動を取れば、中国は安保理の許可なく直接軍事行動を取る権利を有する」と投稿し、今年9月2日の外交部会見でも同様の主張をしたことへの応答だ。
  • 高橋氏:国連憲章には今も「Republic of China(中華民国)」と書かれている。全部直すなら中華人民共和国にも書き直してあげると言えばいい。小泉政権時にも同じ主張をしたが中国は何も言わなかった。
  • 高橋氏:「中国だけが反発する時は、たいてい日本が正しい。処理水の時もそうだった」。他国の反応との差を見るべきで、中国の主張だけを報じるのはおかしい。習主席の「80年前」発言も、この演説に焦った結果ではないかとみる。
  • 竹田氏:中国が厳しく当たるほど日米連携が強まり、防衛費倍増も大きな反対なく通った。「習近平氏は日本のスパイではないかと思うほど、日本にプラスのことばかりしてくれる」と皮肉った。

5. ウーブン・シティでAI選曲カラオケの実験

  • トヨタの実証都市「ウーブン・シティ」(裾野市)は今月から静岡県民限定の日帰り訪問を始め、来月から県外にも対象を拡大すると発表した。
  • 第一興商がEパレット内で、年齢や好きなジャンルなどのアンケートをもとにAIがプレイリストを作る「全オケ」の実験を実施。約40曲を1時間ノンストップで歌う仕組みで、高橋氏は「年齢と性別でほぼ決まるので簡単にできる」とコメントした。

まとめ・結論

米中首脳会談は華やかな友好演出に終わり、台湾・AIとも具体的な合意はなかった。竹田氏は「競争しつつ破局を避けるよう管理しただけで、米中の本質的な敵対関係は変わらない」と総括。台湾問題でトランプ大統領が沈黙を貫いた背景には直前の日米首脳会談があり、高市首相の「旧敵国条項」削除要求に中国だけが反発したことは、かえって中国の異質さを世界に示す結果になった——というのが両氏の一致した見方だ。

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この記事を書いた人

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