▶ YouTube:https://www.youtube.com/watch?v=v1flIWkhUC0
3行でわかる
① 対イラン作戦で米軍の長距離爆撃機が使う英国のフェアフォード空軍基地近くで、爆発物を積んだ車を持っていたロンドン出身の23〜25歳の英国人の男5人が逮捕され、イランの関与が疑われている。
② トランプ大統領は「長期間監視していた」と語り、英政府は緊急対策会議(COBRA)を招集。日本でも岩国を含む在日米軍部隊がイラン作戦に関与していたと報じられ、米軍基地が攻撃対象になるリスクは他人事ではない。
③ スパイジャーナリストの山田敏弘氏は、関東にもイランの拠点とみられる場所があり当局が監視していると指摘し、初会合を開いたスパイ防止法の有識者会議にはインテリジェンスの専門家が少ないと懸念を示す。
動画の概要
スパイジャーナリスト・山田敏弘氏のチャンネルで、英国で起きた米軍基地を狙ったとみられるテロ未遂事件を解説。イランによる代理人(プロキシ)を使った工作の疑いや、在日米軍がイラン作戦に関与していたことを踏まえ、日本に迫る「見えない脅威」と、スパイ防止法をめぐる議論の現状を語る。
主なポイント
1. 英国・米軍基地近くで5人逮捕
- 現場は対イラン作戦で米軍の長距離爆撃機が使用していたフェアフォード空軍基地の近く
- 爆発物を車に積んでいた男5人を英警察が逮捕。全員ロンドン出身で、年齢は23〜25歳の英国人
- 軍の爆発物処理班が出動し、近隣の数十世帯に避難勧告が出された
- パーティー帰りに車を運転していた女性農家が、目出し帽をかぶったような男たちが逃げ出すのを目撃して通報したことが逮捕につながった
2. イランの関与の疑い
- イランは英国内でユダヤ系施設を狙った放火未遂やイスラエル大使館付近でのドローン事案などに、代理人を使って関与した疑いが持たれている
- イランは米国の攻撃に協力した拠点に報復すると表明しており、今回もその一環ではないかとみられる
- 若者たちが誰かにそそのかされたのか、金銭目的だったのかは捜査中
3. トランプ大統領の発言と英政府の対応
- トランプ大統領は「彼らは基地に重大な被害を与えようとしていた。長期間監視・調査しており、英当局と協力して拘束できた」と発言
- イランの関与については「答えは分かっているが言わない方がいい」と述べた
- 山田氏は、情報機関が他のグループを追うために泳がせていた可能性もあり、それを明かすべきではなかったと指摘
- 英首相はイランの関与の可能性を協議するため、政府の緊急対策会議「COBRA」を招集した
4. 日本の米軍基地も標的になりうる
- 中国新聞は、岩国を含む在日米軍部隊がイラン作戦に関与していたと報道。日米安保の事前協議は行われていなかった
- 事前協議は義務ではないが、日本の基地から出撃した部隊が報復の対象となるリスクは英国と同じ
- 山田氏によると関東にもイランの拠点とみられる場所があり、公安当局や各国の大使館関係者がチェックしている
- 過去には『悪魔の詩』の翻訳者だった筑波大学の五十嵐一助教授が殺害された事件もあり、警戒が必要
5. スパイ防止法の議論はこれから
- 政府の有識者会議が初会合を開き、スパイ防止関連法案の議論が本格化
- 法案提出は次の臨時国会ではなく来年以降になる見通し
- 有識者会議のメンバーはサイバーの専門家が中心で、ヒューミント(人的情報活動)に通じたインテリジェンスの専門家はあまり入っていないと山田氏は指摘
まとめ・結論
英国の事件は、米軍の作戦に協力した国の基地周辺が、外国勢力の手先によるテロの標的になりうることを示した。在日米軍もイラン作戦に関与していた以上、日本も同様のリスクを抱えている。スパイ防止法の議論は始まったばかりだが、実効性のある体制を整えなければ「イギリスのようになってしまう」と山田氏は警鐘を鳴らす。
▶ 元動画を視聴する(スパイチャンネル 〜山田敏弘〜)

