▶ 元動画:https://www.youtube.com/watch?v=shJBv1Qv0oQ
■ 3行でわかる
① 深夜の非通知ワン切りは、信販会社が通話料をかけずに回線が生きているか(支払い能力)を確かめるものや、電話番号を「生きている」「止まっている」と仕分けして、営業業者や闇金、ダークウェブに売るリスト屋によるものだという。
② 令和5年6月にIP電話(050)の契約で本人確認が義務になって以降、「+」から始まる国際電話の詐欺が急増した。折り返すと、複数の国を経由する中継や、高額なプレミアムレート番号によって、1分5,000円もの通話料を請求されることがある。
③ 発信番号は簡単に偽装でき、下4桁が「0110」の実在する警察署の番号を使って口座凍結を口実に送金させる詐欺も広がっている。「+」付きの番号は無視し、警察を名乗る電話は自分で調べた番号にかけ直すことが大切だ。
動画の概要
パソコン博士TAIKIさんが、視聴者からの質問をきっかけに、深夜にかかってくる非通知ワン切りの本当の目的を解説した回です。あわせて、1分5,000円の通話料を取られる国際電話詐欺や、警察署の番号を偽装した詐欺など、最新の電話詐欺の手口と対策を紹介しています(約12分)。
主なポイント
1. 非通知ワン切りの目的
- 最も多いのは支払い能力のチェック。信販会社などが銀行やカード会社に代わって電話をかけ、料金未払いで回線が止められていないかを確かめている。
- 電話に出られると通話料がかかるため、多くは人が寝ている深夜に一瞬だけかけてくる。
- この場合は、情報漏えいなど身に危険が及ぶ可能性は低いという。
- より危ないのが「リスト屋」によるもの。無作為に電話をかけて、生きている番号、止まっている番号、支払いが滞っている番号に仕分けし、営業電話の業者や闇金に売る。
- 個人情報がダークウェブで売られることもあり、広域強盗グループがそこで日本人の個人情報を買って押し入る家を決めているという話もある。
2. 1分5,000円の国際電話詐欺
- 詐欺に最も使われているのは、050のIP電話でも080の携帯電話でもなく、「+」から始まる国際電話。
- 令和5年6月にIP電話の契約で本人確認が義務化されたことで、詐欺の手段が国際電話へ移った。
- 特に危ないのは、折り返しを狙ったワン切り。かけ直すと1分5,000円などの通話料が発生し、数万円から数十万円を請求されるケースが相次いでいる。
- 仕組みは、A国からB国、C国へと自動で中継させ、その中継料を犯人が受け取るというもの。さらに、日本のダイヤルQ2のような、料金を自由に設定できる「プレミアムレート番号」を経由させることもある。
- 法律の整備が弱い国の番号では、有料通話であることのアナウンスもない。
- 犯人は「本人確認しますのでお待ちください」と自動音声に切り替えたり、懸賞金の受け取り手順を延々と説明したりして、通話を引き延ばす。
- 被害に気づくのは、翌月以降に携帯会社の請求書が届いたときになる。
3. 発信番号の偽装と警察かたり詐欺
- VoIP(インターネット電話)、企業向けの電話交換機(PBX)の不正な設定、アプリやWebサービスを使えば、相手に表示される番号を自由に偽装できる。
- 警察署の電話番号は、一部の例外を除いて下4桁が「0110」。詐欺グループは実在する警察署の番号を表示させて警察官になりすます。
- 「大規模詐欺事件の振込先があなた名義の口座だった。口座を凍結するので、凍結されたくないお金を警察管理の口座に移してほしい」などと言って送金させる。
- 福島県では、この手口で多額のお金がだまし取られた事例も出ている。
- 警察が電話でお金の振り込みを指示することは絶対にない。
4. 被害にあわないための対策
- 「+」から始まる国際電話は、基本的に無視して折り返さない。
- 警察を名乗る電話は一度切り、着信番号にかけ直すのではなく、自分で調べた警察署の番号にかけて確かめる。
- 被害にあったら、すぐに携帯会社に連絡し、警察や電気通信消費者相談センターに相談する。
- 自分の情報がダークウェブに漏れていないか、無料でチェックする方法もある(前回の動画で解説)。
まとめ・結論
深夜の非通知ワン切りは、支払い能力のチェックや、電話番号を売るための仕分けが目的のことが多いと考えられます。一方で、国際電話の折り返し詐欺や警察を名乗る詐欺は、実際に大きな金銭被害につながっています。「+」付きの番号には出ない・かけ直さない、警察を名乗る電話は自分で調べた番号で確かめる。この2つを覚えておくだけでも、被害の多くは防げます。
▶ 元動画を視聴する(パソコン博士TAIKI)

